今年3月初め、リブロ池袋本店が閉店するというニュースは私たち翻訳者仲間を驚かせました。本店に思い出のある方も多く、惜しむ声をあちこちで聞きました。私も学生時代に通った本屋さんなので閉店までに一度は、と思っていたところ、Twitterで「ひと月限りの<ぽえむ・ぱろうる>」(6月1日~リブロ閉店まで)という企画があることを知り、さっそく訪ねてみました。
リブロと思潮社のタッグ
1975年~2006年まで西武ブックセンター/リブロの一角にあった「ぽえむ・ぱろうる」は、実は「現代詩手帖」を出している思潮社が出店していたのだそうです。私も80年代によく通いましたがとっくに絶版になっているはずの詩集が並んでいた理由が今になってわかりました。今回もリブロからの提案で協力されています(思潮社HP)。私がお話をうかがっている時も思潮社の方が補充用の本を持ってこられていました。