翻訳業を含め、筆で身を立てている人には誤字脱字、表記不統一は悩みの種ですね。「3か月」か「三ヶ月」か、「取り締まり」か「取り締り」か「取締り」か、基準か規準か、のような不統一や、括弧が閉じられていない、開くべき漢字がそのままになっている、などのケアレスミスは、校正者の目をすり抜けてしまうことがあります。そのような間違いを100%防ぐことは不可能でしょう。自作のマクロやツールを使ってチェックされている方も多くいらっしゃいますが、市販のソフトウェアを使ってある程度排除することもできます。そうすれば負担が軽減されてその分内容に注力できます。
文書校正支援ツール Just Right!5 Pro
このツールでどのようなことができるのか、簡単にわかりやすく説明するのはなかなか難しいのですが、末尾に発売元のパンフレットに掲載されているチェック項目の表を記載しましたのでご参照ください。
例を挙げると、『誤りチェック』では、「人事移動」や「できますた。」などの誤字脱字、「こんにちわ」 「1つづつ」などの仮名遣い、「食べれる」などのら抜き表現等がチェックされます。
また『括弧』では、括弧の欠落、不対応、階層まちがい等を指摘してくれます。
標準辞書+ルールで校正をかけると次のようになります(画像をクリックすると拡大されます)。

左に指摘一覧、右に校正結果が出るので1つずつあるいはまとめて修正したり、辞書に登録したりできます。
“校正作業を楽に-文書校正支援ツール Just Right!5 Pro” の続きを読む