翻訳者の仲間十人が集まり、翻訳者同士が教え合う勉強会として2012年から活動を始めてはや7年半。これまでにさまざまな勉強会を開催してきました。
十人は無償ボランティアですが、メンバーや講師の皆さんからさまざまなことを学ぶことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。こちらに活動の一部をまとめてみました。来年もさまざまなセミナーや勉強会を予定しています。これからもよろしくお願いします!

人生は贈り物 - 文学好きが紆余曲折の末にドイツ語にたどり着き、気がつけばこの道20年のドイツ語翻訳者に。仕事、好きな本、資産運用、ライフスタイル、そして自分自身について、時には脱線しつつ役立つ情報を発信します
翻訳者の仲間十人が集まり、翻訳者同士が教え合う勉強会として2012年から活動を始めてはや7年半。これまでにさまざまな勉強会を開催してきました。
十人は無償ボランティアですが、メンバーや講師の皆さんからさまざまなことを学ぶことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。こちらに活動の一部をまとめてみました。来年もさまざまなセミナーや勉強会を予定しています。これからもよろしくお願いします!
「ダブルス・トーク – 現代文学の紹介」第4夜は、ドイツ語から日本語に翻訳された絵本にフォーカスが当てられました。お話は松永美穂さんと関口裕昭さん。(ご経歴、著訳書詳細はこちらから) お二人ともが訳されている作家ということで、ゼバスティアン・メッシェンモーザーとカトリーン・シェーラーの作品をご紹介くださいました。
“「ダブルス・トーク – 現代文学の紹介」第4夜” の続きを読む「作家ウ-ヴェ・ティムとクラウス・コルドン – 自身の家族史を語る」と題しての対談。3回目ともなると、お二人ともすっかりうち解けられた様子で、対談を心から楽しんでおられるのがこちらにも伝わってきました。いつも以上に内容が多岐にわたり、興味深くうかがったお話でしたが、悲しいかな非才の身、お話のわくわく感をお伝えするのがむつかしく、メモに毛が生えた程度の棒読み調の文章になってしまいました。お許しくださいね。ウ-ヴェ・ティムとクラウス・コルドンは同年代で多作、児童文学もたくさん書いていて、今回取り上げられる作品はどちらも自伝的な小説です。
“松永美穂・酒寄進一「ダブルス・トーク」第3夜” の続きを読む「ラフィク・シャミとアンドレアス・セシェ: 他者からの眼差し」と題して翻訳家松永美穂さんと酒寄進一さんが対談されました。
お二人はそれぞれセシェもシャミも翻訳されていますので、ある意味クロストーク。まず酒寄さんがシャミを、松永さんがセシェを紹介して始まりました。
10月4日、ゲーテ・インスティトゥート東京で「ベルンハルト・シュリンクとフェルディナント・フォン・シーラッハ: 日常の中の現実とは」というテーマで対談がありました。
(イベントページより転載)ベルンハルト・シュリンク(1944年生まれ)とフェルディナント・フォン・シーラッハ(1964年生まれ)は、ともに法学者で、40代にミステリー作品で遅咲きの作家デビューを果たす。彼らの本はドイツで最も広く読まれている推理小説だ。彼らは一体自身の日常をどのように捉え、また時代の変化をどのように感じていたのか。
取り上げる作家と作品:
ベルンハルト・シュリンクの『朗読者』と
フェルディナント・フォン・シーラッハの『禁忌』
松永美穂さんや酒寄進一さんのお話はできる限り聞きにいっているのですが、お二人のトークというのは私が知る限り初めて。誠実な語り口で物静かな松永さんと、話し出したら止まらない(かもしれない)エネルギッシュな酒寄さん。どちらも作家と相性がぴったりで、出会うべくして出会ったのだなという気がしました。翻訳家と作家との交流も含め、興味深いお話でした。
9月26日、一般社団法人 日本翻訳連盟の翻訳セミナー「翻訳者通訳者の税務について」が開催され、税理士による講演「税理士にここが聞きたい」に続いて、同じ翻訳者である庄野さんと一緒に「フリーランスあるある~あえて失敗談を語ります~」に登壇しました。
参加者にはこれから独立する方だけでなく、すでに青色申告されている方もかなりおられました。京橋青色申告会専務でいらっしゃる税理士の秋本先生が税務署ご出身で申告の現場を熟知しておられ、また翻訳者の申告についてもある程度ご存じだったこともあり、参加者の質問にしっかりとした裏付けとわかりやすい説明で即答してくださったので、どなたもモヤモヤがふっきれた様子でした。
ゲーテ・インスティトゥートでは、東アジアに在住している人なら誰でも利用できるオンライン図書館を運営しています。
私はもう2年以上前に登録したのですが、あまり活用していませんでした。1年おきの継続手続のついでにiPadに専用アプリ(Onleihe)を入れてみたところ、これがとっても便利!PCで借りて、iPadで読んでいます。
日本翻訳者協会が2012年から「世界翻訳の日」に発行
今年9月、機械翻訳について修士論文を執筆中の大学院生に協力してインタビューを受けたのですが、その方にこの冊子をお見せしたところ、インタビューで私がお話しした内容にもこちらの記事にも非常に共感したというお返事をくださいました。いろいろなところで、いろいろな人が心配しているのだと感じました。
どなたでもダウンロードしてお読みいただけます。自分の文章のみ、このブログに掲載しました。
8月26日(土)、サン・フレア アカデミーで独日実務翻訳セミナーの講師をつとめます。
対象は翻訳会社のトライアルやTQE(翻訳実務検定)の合格を目指している方ですが、読解力を高めて翻訳スピードを上げたい方、最近翻訳が下手になった気がして不安な方も対象です。
読解力を高めるため、パラグラフやトピックを意識しながら過去の検定試験問題(論説文)を読みます。また論理展開を追うための手がかりとして「ディスコースマーカー」に注目します。さらに、間違いやすい中級文法も見直します。もちろん事前課題があり、添削もいたします。
詳細はこちらのサイトをご覧ください。
ところで私もこの1年半、英語のスキルアップとセミナーでの教授法習得を兼ねて、通学や通信の講座などを受けています。ドイツ語と比べると英語の翻訳経験は浅いので、ちょっと難しくなると英文を読んでも「絵」が浮かばずに苦労します。いろいろ試行錯誤しながら勉強しつつ、自分のセミナーの受講生がなぜ、何を苦手に思うのかもわかってきました。
ただ、言語運用力という点では独和翻訳での経験が生きること、またやはり「辞書はお金で買える実力である」ということも実感しています。
ドイツ語翻訳を学習中の方、ぜひいらしてくださいね。
通訳翻訳WEBに連載中のコラム、『翻訳LifeHack 翻訳に集中できる環境作り』の第4回が掲載されました。
タイトルは『第4回 省力化の積み重ね – Windows、ブラウザ、スマホ/タブレットの機能を使いこなそう』
いろいろなツールやソフトウェアを入れる前に、Windows、ブラウザ、スマホ/タブレットにもともと備えられている機能を活用しようというのがテーマです。
ここではコラムに書き切れなかったり、掲載後に教えていただいたりした機能について書きます(順次追加します)