翻訳者のための青色申告(1) - はじめの一歩

Aoiro

出てていくお金を減らそう 

収入が不安定になりがちなフリーランスですが、工夫次第で出ていくお金を減らす余地はたくさんあります。入ってくるお金を増やす努力をすると同時に、節税や経費節減によって実収入を増やしましょう!その第一歩が65万円の所得控除が受けられる青色申告です。どのくらい節税できるか、こちらでシミュレーションできます。

個人事業主のかんたん税金計算シミュレーション

青色申告は思っているより簡単

翻訳業は仕入れもなく買掛金も在庫もありませんし、外注せずに一人で仕事をしている場合や専従者を使わない場合は特に記帳が簡単にすみます。またパソコンも安価になり、面倒な減価償却が必要となる物品もほとんどありません(あったとしても会計ソフトがすべて計算してくれます)。

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多和田葉子さんのカフカ「変身」

facebookのタイムラインで話題になっていた「新訳でびっくり。カフカ『変身』の主人公は、本当に「毒虫」に変身したのか」

 

新訳でびっくり。カフカ『変身』の主人公は、本当に「毒虫」に変身したのか」(米光一成)

冒頭の有名な一文、

Als Gregor Samsa eines Morgens aus unruhigen Träumen erwachte, fand er sich in seinem Bett zu einem ungeheueren Ungeziefer verwandelt.

の多和田訳

“グレゴール・ザムザがある朝のこと、複数の夢の反乱の果てに目を醒ますと、寝台の中で自分がばけもののようなウンゲツィーファー(生け贄にできないほど汚れた動物或いは虫)に姿を変えてしまっていることに気がついた。”

があまりにもこれまでの訳とかけはなれている、というのだ。筆者の米光さんはそのことを批判的に書いているわけではなく、文面からは彼のウキウキした気持ちが伝わってくる。私もそうだ。結論から言うと、多和田さんの頭の中に立ち現れたカフカの世界を、私は純粋にただ味わいたいと思う。これだけたくさんの既訳があるのに、他の訳とは違う、こんなところに連れてきてくれたのか、という訳でなければ、多和田さんに翻訳を依頼したかいがないではないか。

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校正作業を楽に-文書校正支援ツール Just Right!5 Pro

翻訳業を含め、筆で身を立てている人には誤字脱字、表記不統一は悩みの種ですね。「3か月」か「三ヶ月」か、「取り締まり」か「取り締り」か「取締り」か、基準か規準か、のような不統一や、括弧が閉じられていない、開くべき漢字がそのままになっている、などのケアレスミスは、校正者の目をすり抜けてしまうことがあります。そのような間違いを100%防ぐことは不可能でしょう。自作のマクロやツールを使ってチェックされている方も多くいらっしゃいますが、市販のソフトウェアを使ってある程度排除することもできます。そうすれば負担が軽減されてその分内容に注力できます。

文書校正支援ツール Just Right!5 Pro

このツールでどのようなことができるのか、簡単にわかりやすく説明するのはなかなか難しいのですが、末尾に発売元のパンフレットに掲載されているチェック項目の表を記載しましたのでご参照ください。

例を挙げると、『誤りチェック』では、「人事移動」や「できますた。」などの誤字脱字、「こんにちわ」 「1つづつ」などの仮名遣い、「食べれる」などのら抜き表現等がチェックされます。

また『括弧』では、括弧の欠落、不対応、階層まちがい等を指摘してくれます。

標準辞書+ルールで校正をかけると次のようになります(画像をクリックすると拡大されます)

hyoujyunn ru-ru

 

左に指摘一覧、右に校正結果が出るので1つずつあるいはまとめて修正したり、辞書に登録したりできます。

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