一太郎2016を活用しよう – 校正、読み上げ、辞書引きツールタブレット

2013-02-25 12.59.19

一太郎は絶滅危惧種?

一太郎なんて買って何するの?と聞かれることも多いですが、私が最初一太郎を購入したのは、JustRight!の簡易版的な校正機能が付いていたからです(ATOKも搭載)。5万円以上するJustRight!5 Pro(ただし一太郎2016発売記念価格で2月19日まで29695円)と比べたらはるかに買いやすい価格で手に入ります(希望小売価格21600円/優待価格9040円)。

JustRight!は高すぎて手が出ないという方は一太郎を買うという選択肢があります。

またプレミアム版だとプレミアム辞書や「詠太」という読み上げソフトも付いています。私は納品前のデータを詠太に読み上げさせてチェックしています。

JustRight!5 Proとの相違点

JustRight!5 Proの 校正機能については、以前このブログで紹介しました。
校正作業を楽に-文書校正支援ツール Just Right!5 Pro
基本的な機能は同じですが、JustRight!5 ProはWordだけではなくExcel、PowerPoint、PDF、Outlookなどの校正ができます。また、基本的にソフトウェアでデータを開くので、テキストデータだけが抽出されて表示されます。

一方一太郎で校正できるのはWordデータだけです(docデータのみ。docxには非対応))。またJustRight!5 Proでは校正辞書を追加できましたが、一太郎ではできません。

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実践的アプローチによる独日実務翻訳セミナーⅢ

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年に1回のペースですが、翻訳学校でドイツ語実務翻訳のセミナーを行っています。

第3回は来年1月30日です

実践的アプローチによる独日実務翻訳セミナーⅢ 

すばやく見つける専門用語/翻訳に赤字を入れて自分の欠点を見つけ出そう

2016年1月30日(土)13:00~17:00

<前半:専門用語の見つけ方>
前々回のセミナーでも、自分の専門ではない分野のお仕事でも違和感のない専門用語の見つけ方をやりましたが、今回は実際に教室のパソコンを使ってできるだけスピーディに専門用語を見つけ、しっかり裏をとる練習をしましょう。

<後半:訳文の質を向上させる>
数ヶ月前に、あるいは数日前に自分で訳した文章を見て、おかしな訳文に冷や汗をかいたことのない翻訳者はいないでしょう。特に初心者の場合、翻訳を終えた直後はなかなか自分の訳文を客観的に見ることができません。今回はワークショップ形式で、講師が用意した訳文に参加者全員で赤字を入れていきます。陥りやすい間違いや読みにくさの原因をさぐり、ご自分の欠点を発見してください。

<セミナーのポイント>
・専門用語をすばやく見つける方法
・見つけた用語の裏をとる方法
・人の訳文に赤字を入れることで、自分の訳文も客観的に見られるようにする
・ドイツ語のロジックを日本語にかみ砕く方法を学ぶ

プレスリリース

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Google KeepとMindMeister

 

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今日は普段私が仕事やブレスト、文章を書くときなどに便利に使っているアプリ、Google KeepとMindMeisterをご紹介します。簡単に言うとGoogle Keepはメモ/付箋アプリ、MindMeisterはマインドマップ作成アプリです。 

メモアプリGoogle Keep

会社に勤めていた頃は、ちょっとしたメモはPCまわりに付箋を付けたりデスクトップにフォルダを作ってフォルダ名をメモ内容にして付箋がわりにしたりしていたのですが、今はGoogle Keep を使っています。PC上で一覧できるし、スマホやタブレットとも同期できるのでとても便利です。

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『翻訳者の目線』2015

2015-10-07 10.23.54

 

日本翻訳者協会が2012年から「世界翻訳の日」に発行しているアンソロジー『翻訳者の目線』。私も毎年寄稿しています。こうして並べてみると年々厚みが増していますが、寄稿されている皆さんの翻訳にかける情熱もますます熱いですよ。

私はというと、そんな話ばかりでは読む方もしんどいかな、と毎年ちょっと外れたことを書いています。

今年はシーラッハの『コリーニ事件』について書きました。PDFでどなたにもお読みいただけます。自分の掲載文のみこちらにも掲載しました。

『翻訳者の目線』2015((こちらからDLできます)

翻訳の外側で

ここ数年、ミステリーはヨーロッパが熱い。フランスの『その女アレックス』(ピエール・ルメートル)は記憶に新しいが、「このミステリーがすごい!2015」海外部門第1 位など、名だたる賞を総なめし、史上初の6 冠達成だそうだ。また北欧ミステリーも、独特の雰囲気と登場人物の名前が似ている上になじみがなく覚えきれない(!)ことでミステリー好きを喜ばせている。スウェーデンの『ミレニアム』(スティーグ・ラーソン)、デンマークの『特捜部Q』(ユッシ・エーズラ・オールスン)など、どちらもシリーズ化されており、マイナー言語の翻訳者にとってもうれしいブームとなっている。

そして快進撃が止まらないのが今やドイツミステリーの代名詞となったフェルディナント・フォン・シーラッハ。この1 月に4 作目『禁忌』の邦訳が出版され、6 月には日本で舞台化までされている(世界初演)。私の周りでも、第1 作『犯罪』、第2 作『罪悪』の人気は高い。ところがいかんせん、第3 作『コリーニ事件』の評判は今ひとつである。ナチスの戦犯問題を扱った、なんだかめんどくさくて暗い話、という印象が先立っているように思う。本国ドイツでは、邦訳が出た時点ですでに35 万部を突破しているというのに。

著者がドイツで有名な弁護士であることを知る人も多くはないが、いったいどれくらいの人が日本でシーラッハという名にピンとくるだろうか。名字に「フォン」がつくから貴族の出(とは限らないが)、なんてことではない。彼の祖父はニュルンベルク裁判で禁固20 年の刑に処されたナチ党全国青少年指導者バルドゥール・フォン・シーラッハなのだ(ちなみに祖母はナチ党専属写真家ハインリヒ・ホフマンの娘)。刑期満了で釈放されたとき著者は2 歳。10 歳で良家の子女が学ぶ寄宿学校に入学した。ある日教室で開いた教科書に祖父の写真が載っており、その時初めて、「かつて毎日のように一緒に散歩したおじいちゃんの過去」を知ったという。『コリーニ事件』の訳者あとがきで酒寄進一さ
んも書かれているが、同じクラスや学年に、ヒトラー内閣外務大臣ヨアヒム・フォン・リッべントロップ、軍需大臣アルベルト・シュペーア、ヒトラー暗殺計画の失敗で処刑されたクラウス・フォン・シュタウフェンベルク伯爵、同エルヴィン・フォン・ヴィッツレーベン、同フェルディナント・フォン・リューニックの孫や孫娘がいたという。かつての呉越が同舟、すべて教科書に載っている人たちである。王室のないドイツで、ナチスへの関与とは無関係にこのような階層が存在し、子息が通う学校まであることに、私は心底おどろいた。

著者インタビューでシーラッハは「私の名前は私生活では何の意味も持たなかった」と語っている。裏を返せば、公的な仕事においてはその名前が影響したということになる。小説でも法廷でも、シーラッハは一貫して「法とは何か」、「罪とは何か」ということを静かに問い続けている。その中には祖父の罪も、そのような祖父を持った自分に何ができるのかという問いも、含まれているにちがいない。

おどろくような話はこれだけではない。ネタバレになってしまうが、『コリーニ事件』では時効に関してナチス戦犯に有利になる法の不備が暴かれている。そしてこの本がベストセラーとなり、出版後わずか半年で、ドイツ連邦法務省にこの法の不備を検討する調査委員会が立ち上げられたのだ。弁護士兼小説家の真骨頂、ドイツ国民も法務省もあっぱれ、である。小説で政治が動き、法律が書きかえられる、作り話のような本当の話なのだ。

それにくらべて、祖父がA 級戦犯被疑者として1 度は巣鴨プリズンにつながれたわが日本の首相たるや…と泣言を言いたいわけではない(いや、言いたいが)。歴史的背景を知ることで、日本では残念ながら人気のないこの作品も俄然おもしろくなりませんか、と自分が愛してやまないこの本を皆さんにお薦めしたいのだ。ふりかえって自分の仕事はというと、普段私が訳しているのは小説ではなく取扱説明書や特許明細書だが、時折社史の翻訳なども仰せつかる。ドイツ企業が偉いのは社史にもナチスとの関わりを明記していることだ。あたりさわりのない記述に終始している場合ももちろん少なくないが、良いことも悪いことも、こんなに書いてしまっていいのかしら、と思うほど詳細に記されていて、手に汗握るドラマがあり、翻訳はそっちのけで読みふけった本もあった。ドイツは企業レベルでも過去を隠さず「罪を認め、公(おおやけ)にする」ことが正義である社会だと思う。残念なことに、せっかく訳しても(しかもおもしろいのに)、日本語版ではその部分が割愛されてしまうこともあるのだが。

 

『翻訳者の目線』2012~2014 ブログ記事

『翻訳者の目線』2016ブログ記事

『翻訳者の目線』2017ブログ記事

LogoVista南山堂医学大辞典20版

 

南山堂医学大辞典は10年近く19版をJammingという辞書ブラウザ(販売終了)で使っていたのですが、待望の20版がLogoVistaから出たので購入ました。(南山堂の紙の辞書のHPはこちら

他の辞書ブラウザには非対応

最初に書いておきますが、この辞書は辞書ブラウザLogophile(シェアウェア)やJammingに辞書として登録はできますが、残念ながら検索はできませんでした。というかヒットしますが本文は表示されません。Logophile側の対応が進まないかぎり、研究社のコロケーション辞典以降に発売されたLogoVista辞書は付属のLogoVistaブラウザを使うしかないことがはっきりしました。

 Logophileではインデックス作成時に「全文検索」にチェックを入れましたが、検索をかけても数字が表示されるだけです。(Jammingでも同じ)

homeo

 

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十人十色広島編・大阪編2015

2013-05-21 13.04.37

 

7月に東京で行った勉強会については以前このブログのEvernote活用法の記事で少し触れましたが、10月に広島(1日)と大阪(2日)でも同じ形式で開催します(2013年に続き2回目)。

学び合いの場として

どんなお仕事もそうだと思いますが、翻訳もプロであり続けるには常に勉強が必要です。セミナーに通ったり本を読んだり、方法はいろいろですが、同業者同士が互いに自分のやり方を見せて学び合うというのも思いがけない効果があります。自分が当たり前と思ってやっていることが他の人には新鮮だったり、自分がいつも困っていることを別の人がいとも簡単に解決していたり、目からウロコが落ちること落ちること。さらには普段あまり会うことのない翻訳者同士のつながりもできますし、自分の立ち位置や進むべき道が見えてきたりもします。

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Evernote – 私の活用法

 

2015-06-28 15.24.07

Evernoteってご存じですか?ノートを取るように、またはスクラップブックのように、情報を蓄積できるデジタルのワークスペースです。クラウドにデータを保存・整理し、メモや文章を書き込み、必要な情報を収集、それらを検索して必要な情報を簡単に見つけることができます。(キングジムHPの説明がわかりやすいです)

Evernoteでは集めたデータ一つ一つをノート、それを入れるフォルダをノートブックと呼んでいます。またそれぞれにタグを付けておくと(複数可)、Twitterのハッシュタグのようにタグでノートを検索閲覧できます。

Evernote

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個性的な紙の辞書と東ドイツ時代の本

約1年前に引っ越して以来、本の整理を進めています。検索ができるように電子化もしているのですが、よく使う辞書には紙の辞書もたくさんあります。 

テクニカルライター英和辞典

「key」というと鍵やキーボードのキーが思い浮かびますが、技術翻訳では機械要素のキーがよく出てきます。「機械用語大辞典」(日刊工業新聞社)には「回転軸に歯車やプーリなどを固定して,トルクを伝達する場合に用いられる機械要素の一つ」と書かれています。この用例を載せている辞書は少なく、あの海野さんの辞書にも訳語は載っていますが数百ある例文には(ざっと見ただけなので見落としているかもしれませんが)見当たりません。そこで仕事机の横のスタンド形本棚に置いている「テクニカルライター英和辞典」(三省堂; 増補新装版)を見てみると「(キー;回り止め、抜け留め用の)くさびキー」という訳語と共に多数の例文と図も載っています。

例:

… secured by a key against turning キーで回転を阻止されている…

訳語だけではどういうものか把握しにくいので、コンパクトな辞書ですが手放せません。

ずっと絶版で、古書が2万円もする時期があったのですが、2008年にインデックスを加えた増補版が出ました。このような辞書が再版されることは珍しいので、多くの方の支持があったのだと思います。 

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翻訳者のための青色申告(2) - 節税の計画を立てよう

 

2012-05-07 10.44.56

 

今年から青色申告に切りかえた方はそろそろ記帳指導が始まる頃ですね。最初は何が経費にできるのか、どの費目に仕分けたらいいのか、というようなことで悩まれると思いますが、記帳指導で相談できるので安心です。このブログではもう少し全体を見たいと思います。

 売上と経費のバランス

経費はいくらぐらいまで認められるのでしょう。私が以前お話をうかがった複数の税理士さんは、だいたい売上の1/3から半分までなら問題ないとおっしゃっていました。目安として国税庁HPで給与所得控除を見てみると、例えば給与所得が3,600,000円~6,600,000円で収入金額×20%+540,000円となっています。個人事業主は交通費や交際費も自前なので、これよりも多少多くてもよいのではないでしょうか。

売上げが増えても、経費はそのうち頭打ちになります。私の場合どんなにがんばっても150万から250万程度です。経費といっても自分のお金ですので、節税のためだから、とむやみに使うと自分のお金がなくなります。それよりも別の手立てを考えましょう。

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類語辞典、あるいは辞書の類語辞典的使用法 – 翻訳者は中1で習う単語も辞書で引く

翻訳する時、訳語を考える上で欠かせないのが類語辞典です。今日は私が日頃使っている類語辞典をご紹介します。

翻訳訳語辞典

私がよく使うのは翻訳家の故山岡洋一さんが作られた「翻訳訳語辞典」です(WEB辞書)。信頼できる翻訳家が邦訳した本と、日本語で書かれた本の英訳を出典にして(出典も明示)、実際に使われた訳語を集めたデータベースです。通常の英和辞典の不備を補うことを目的としており、英和辞典にない訳語を多数収録しています。また活用(collocation)も重視しています。(詳細はこちら

character、aspect、allowなど、こなれた訳にしたいと四苦八苦する語は頻出単語でもあります。何時間考えても思い浮かばないこともしばしばです。

翻訳訳語辞典でexperience を引いてみました。上段には訳語が表示されます。

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