フリーランスお金の出口戦略(1)- 60歳からの国民年金と国民年金基金

人生100年時代

2018年最初の投稿はお金についてです。昨年リンダ・グラットンのベストセラー『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)、100年時代の人生戦略』を読んで長生きリスクを実感。定年のない職業にありがたみを感じつつ、先の見えない翻訳業界で仕事や働き方について自分なり戦略を練らなければならないな、と思いました。50代後半になったら60代以降のお金について、見通しを立てておく必要があります。

節税についても、50代までとは様子が変わってしまいます。国民年金も国民年金基金も個人確定拠出年金(iDeCo)も、今のところ拠出は59歳まで。掛金全額控除で節税の効果が大きかった3つの年金の払い込みがなくなってしまうのです。そうなったとき、節税はどうすればいいのでしょう。取りあえず現状を調べてみました。定年退職後にフリーランスの翻訳者を目指している方にも役にたつと思います。

国民年金の任意加入制度

国民年金の老齢基礎年金は、20歳~60歳までの全期間保険料を納付しないと満額を受給できません。たとえば大学を出て23歳から厚生年金に入った場合、38年しか納付していないので40年に2年足りないことになります。満額もらえる40年にするため、60歳から65歳まで国民年金に任意加入が可能です。65歳前に納付済期間が40年に達するとその時点で資格を喪失します。

参考:日本年金機構「高齢任意加入

60歳以上の国民年金基金への加入

個人確定拠出年金もいずれ65歳まで拠出可能になるでしょうが(希望的観測)、平成30年1月現在60歳になってから加入できるのは国民年金基金だけです(59歳まで納入していても、再度加入が必要です)。ただし加入時に国民年金に任意加入していなければなりません。これは「確定給付」年金なので、受け取る金額はあらかじめ決まっています。

以下は60歳0か月から平成29年に加入した女性の場合の掛金金額の例です。

1口目は必ず終身年金(A型またはB型)に加入しなければならないのですが、A型で5年間支払うと総額1,414,200円、これで年金の年額(終身年金)が6万円なので支払った額と同額もらうには約23.6年、88.6歳までかかります。A型は15年間の保証期間があるので、80歳までに死亡すると加入時の年齢、死亡時の年齢、死亡時までの掛金納付期間に応じた額の遺族一時金が支給されます。これは長生きリスクの保険、ということで割り切るしかないと思います。

2口目を80歳までの15年間確定年金I型(掛金7130円)に入っても、15年間年金(年額)が3万円増えるだけなので、年金額と掛け金の総額の差は20万円ぐらいしかありません。はやく個人確定拠出年金の拠出年齢を65歳に引き上げて欲しいですね。

国民年金(老齢基礎年金)給付開始が65歳でも、厚生年金分は61歳から給付が開始される年代の方は、確定申告時にその分が「雑所得」になるので、50代のときと同じくらいの売上げが確保できそうなら、子供も独立して扶養家族が減ることも考えに入れると、国民年金への任意加入は節税対策として選択肢に入ると思います。

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