個性的な紙の辞書と東ドイツ時代の本

約1年前に引っ越して以来、本の整理を進めています。検索ができるように電子化もしているのですが、よく使う辞書には紙の辞書もたくさんあります。 

テクニカルライター英和辞典

「key」というと鍵やキーボードのキーが思い浮かびますが、技術翻訳では機械要素のキーがよく出てきます。「機械用語大辞典」(日刊工業新聞社)には「回転軸に歯車やプーリなどを固定して,トルクを伝達する場合に用いられる機械要素の一つ」と書かれています。この用例を載せている辞書は少なく、あの海野さんの辞書にも訳語は載っていますが数百ある例文には(ざっと見ただけなので見落としているかもしれませんが)見当たりません。そこで仕事机の横のスタンド形本棚に置いている「テクニカルライター英和辞典」(三省堂; 増補新装版)を見てみると「(キー;回り止め、抜け留め用の)くさびキー」という訳語と共に多数の例文と図も載っています。

例:

… secured by a key against turning キーで回転を阻止されている…

訳語だけではどういうものか把握しにくいので、コンパクトな辞書ですが手放せません。

ずっと絶版で、古書が2万円もする時期があったのですが、2008年にインデックスを加えた増補版が出ました。このような辞書が再版されることは珍しいので、多くの方の支持があったのだと思います。 

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翻訳者のための青色申告(2) - 節税の計画を立てよう

 

2012-05-07 10.44.56

 

今年から青色申告に切りかえた方はそろそろ記帳指導が始まる頃ですね。最初は何が経費にできるのか、どの費目に仕分けたらいいのか、というようなことで悩まれると思いますが、記帳指導で相談できるので安心です。このブログではもう少し全体を見たいと思います。

 売上と経費のバランス

経費はいくらぐらいまで認められるのでしょう。私が以前お話をうかがった複数の税理士さんは、だいたい売上の1/3から半分までなら問題ないとおっしゃっていました。目安として国税庁HPで給与所得控除を見てみると、例えば給与所得が3,600,000円~6,600,000円で収入金額×20%+540,000円となっています。個人事業主は交通費や交際費も自前なので、これよりも多少多くてもよいのではないでしょうか。

売上げが増えても、経費はそのうち頭打ちになります。私の場合どんなにがんばっても150万から250万程度です。経費といっても自分のお金ですので、節税のためだから、とむやみに使うと自分のお金がなくなります。それよりも別の手立てを考えましょう。

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類語辞典、あるいは辞書の類語辞典的使用法 – 翻訳者は中1で習う単語も辞書で引く

翻訳する時、訳語を考える上で欠かせないのが類語辞典です。今日は私が日頃使っている類語辞典をご紹介します。

翻訳訳語辞典

私がよく使うのは翻訳家の故山岡洋一さんが作られた「翻訳訳語辞典」です(WEB辞書)。信頼できる翻訳家が邦訳した本と、日本語で書かれた本の英訳を出典にして(出典も明示)、実際に使われた訳語を集めたデータベースです。通常の英和辞典の不備を補うことを目的としており、英和辞典にない訳語を多数収録しています。また活用(collocation)も重視しています。(詳細はこちら

character、aspect、allowなど、こなれた訳にしたいと四苦八苦する語は頻出単語でもあります。何時間考えても思い浮かばないこともしばしばです。

翻訳訳語辞典でexperience を引いてみました。上段には訳語が表示されます。

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村井さんちのオーブン焼き – 1日遅れのこどもの日バージョン

GW前半は仕事、後半は風邪っぴき。兜も天袋から箱は出したのですが結局飾れなかった私です。GW最終日の今日は、1日遅れのこどもの日バージョンということでまた村井さんちのオーブン焼きを作りました。

連子鯛のハーブ塩焼き

連子鯛(れんこだい)が冷凍してあったので、ハーブ塩で味付け。ちょっと目が怖いw

2015-05-06 19.21.25

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